ウエルカムエイジングを目指して
長年かめなかった人が家族と同じものがたべられるようになった等、インプラントを入れたことで喜ばれる例はたくさんある。
「何より嬉しいのは、治療が進むにつれて、患者さんの表情がどんどん明るくなり、経過観察のときに『人前で気にせずはなせる』、『食べ物がおいしくなった』、などのお話しをして下さることです。口腔機能の快復とともに心(自信)の快復、精神的なリハビリ効果は大きいと思います。インプラント治療をする事で髪型、化粧、着る服まで変わってくるのもよく見かける光景で、考え方もより積極的になって行く。その年代を最高に輝いて生きる。若い人の憧れになる。アンチエイジングではなくウエルカムエイジングと考える。必然的にそれまでの年齢より若く見えるようになって行く。
歯科医療はそれをかなえることができる仕事です。患者さんの笑顔を取り戻すことこそが、歯科治療の成功=ゴールだと思います。」
インプラント専門医として、憂慮していることがある。
「インプラントは治療の選択肢の一つです。患者さんへの説明の不足からトラブルがたくさん報告されているのがとても残念です。インプラントに携わるすべての人々、歯科医師、スタッフ、業者が、自らの利益や経営のためではなく、患者さんのために何ができるかを考えるべきだと思います。」
患者さんが幸せになるために、その結果として我々も幸せになるように、日々の診療を行っていきたいと語る重原先生。今後も多くの患者さんの問題解決に活躍されるだろう。